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ターボに関するトラブルは様々な要因が考えられるが、チューニングなどの
場合を除けば、圧倒的にオイル管理の不備が原因で引き起こされる事が多い…
要するにメンテナンスの怠りによって精密機械であるターボが悲鳴を上げるのだ。
オイル漏れの放置、水漏れの放置、エンジン不調の放置等は特に厳禁で、
これらの要因が直ぐにタービンブローに直接結び付かなかったとしても、
地味ではあるが、ボクシングで言うところのボディブローの様に、後から
ジワーっと効いてきて、ある日突然マフラーから白煙を吐いたり、異音がしたり
ブーストが掛からなくなったりするのである…
画像はベアリングがダメになり
タービンが大きく中心からズレている様子。
これだけ大きなガタが生じると、オイル漏れ
も半端ではない…
では、そんなにトラブルが多いのだろうかと言うと…そんな事は無く、
通常のメンテナンスをきちんとしていれば、さほど神経質になる事もない。
走行状態に合わせてオイル交換の管理が最低限出来るなら、滅多な事は
無いだろう…勿論、加熱したエンジンを直ぐに止めてしまうのは論外だが…
今回入庫したこの車はと言うと…以前に冷却系統の漏れがあり、
オーバーヒートして入庫した記録が残っている…8ヶ月前の事だ。
その後、ユーザー車検を受けて1月には排気温ランプの点灯とエンジン不調
の為に再び入庫している…入庫の切っ掛けは友人に車を運転させたら
「この車おかしい」と言われたとか…本人は全く気付かなかったらしい。
3気筒エンジンの軽自動車だから、2気筒だと全く力が無いし、アイドリング
もバラついていて、乗って直ぐに一発死んでいるのが分る。しかしATが災い
して、そんなバラつきやエンジンの振動を吸収してしまうのだろう…
どうやら、この状態で暫く乗っていたようだ。
その結果…排気温度の上昇でセンサーが焼けて、ランプの点灯。
排気温度が上昇するのだから、タービンに悪影響を与えただろう…
点火系統の修理後、現在に至るまでの期間が4ヶ月程。
ターボのベアリングにガタを生じさせ、シールからの大量のオイル漏れを
引き起こし、オイルが焼けて白煙を吐く原因を作ったのはどの段階なのだろうか?
…何れにしても、オイルを切らした事が直接の原因ではないようだが…
常に修行の日々なのですね。
これでいいと言うレベルは無くて
経験も全て過去の物になります。
失敗から学ぶ事も多く正反対
の事が正しかったりする世界です。
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